ナッツはダイエット中のおやつとしてもしばしばお勧めされ、栄養価が高く糖質が低いイメージがあると思いますが、どのナッツも糖質が低いというわけではありません。低糖質ダイエットやケトジェニックダイエット中の方はどのナッツを選ぶか慎重になってほしいところ。
今回ご紹介するピーカンナッツは、ナッツの中でもトップクラスで糖質が低くそのうえ良質な脂質やビタミン、ミネラルなど豊富に含まれていて味もおいしいく使い勝手もいい!ダイエット中におすすめのナッツです。
栄養成分
1サービング分(約30g)のピーカンナッツのメジャーな栄養素
- カロリー 196kcal
- 炭水化物 3.9g
- 脂質 20g
- タンパク質 2.6g
- 食物繊維 2.7g
- ナトリウム 0㎎
- カリウム 116㎎
炭水化物
約30g中炭水化物は3.9g、そのうち食物繊維が2.7gなので糖質は1.2g。かなり低糖質、高食物繊維のダイエット向きのナッツですね。
脂質
約30g中脂質は20g!2/3以上が脂質で締めてます!ケトジェニックダイエット中脂質の摂取を増やしたい場合にも強い味方
タンパク質
タンパク質は約30g中2.6gで、アーモンドの6g、クルミの4.3gなどと比べるとやや低め。
ビタミン、ミネラル
ビタミンEやビタミンAなどの脂溶性ビタミンを始め、ビタミンB群、カリウム、リン、マグネシウム、マンガン、カルシウム、亜鉛なども含みます。
健康効果
不飽和脂肪酸やビタミンミネラルが豊富なだけでなく、ポリフェノールや抗酸化物質も豊富に含まれるピーカンナッツの健康効果を見ていきましょう。
心臓病予防
ピーカンナッツに豊富な一価不飽和脂肪酸はLDLコレステロール値を下げるといわれています。また、血圧を下げるのを助けるカリウムや、コレステロールを下げるといわれる食物繊維などとの相乗効果で、心臓病の予防に効果的と期待されています。
抗酸化作用
ピーカンナッツに豊富に含まれるビタミンE 等の脂溶性ビタミンやマンガンなどのミネラルは抗酸化作用が高い物質で、フリーラジカルによるダメージから細胞を守る働きをしてくれます。癌、糖尿病、アルツハイマー、パーキンソン等の予防が期待できるとともに、老化防止にも効果があるのでアンチエイジングとしてもおすすめです。
便秘解消
豊富な食物繊維は腸の蠕動運動を促しお通じをよくしてくれます。
糖尿病管理
高脂質&低糖質、そして食物繊維が豊富ななピーカンナッツは、血糖値のスパイクが起こりにくくする効果があり、摂取カロリーの許容範囲内で取り入れることは血糖値コントロールにも効果的
ダイエット
ピーカンナッツはカロリーは高いものの、栄養素がギュッと詰まっていることと脂質が高いことで満足感が得られます。適量を守って取り入れることはダイエットにもつながります。
注意点
アレルギー
ナッツアレルギーの方は注意が必要です。一つのナッツにアレルギーがあるから他のナッツにもあるというわけではありませんが、心配な方はアレルギーの検査を受けてみて大丈夫だと確認が取れてから召し上がることをお勧めします。
選び方&保存方法
ピーカンナッツの収穫は9月後半という事で、秋~冬にかけて旬を迎えるようです。粒がそろっていてふっくらしているものを選びましょう。フレッシュなものはカリッとしてます。ぐにゃっとしていたり酸化したような風味がする場合は古くなっているサインです。
ピーカンナッツは脂質量が多いので、油は酸化して悪くなるし風味が悪くなります。密封できる容器に入れて涼しいところで保管、約3か月を目安にしてください。冷蔵庫や冷凍庫に保管する場合は約1年が目安です。古くなってきたなと思ったらしっかり五感で確認して、気になる場合は速やかに破棄して新しいものを買いましょう。
食べ方
生でもローストされたものでも、そのままポリポリ食べられます。ピーカンパイなどのスイーツに使ってもいいしサラダに乗せる等おかずとしても食べられます。
お勧めレシピ
【ケトレシピ】キャラメルピーカン 低糖質な甘いヘルシーおやつ
まとめ
味もおいしく癖もなく、使い勝手のいいピーカンナッツは低糖質で高脂質、ケトジェニックダイエット中にぴったりのおやつになること間違いなしです。
脂質が高い分カロリーもそれなりなので、適量を守って楽しんでくださいね。
最後まで見てくれてありがとう~
みぃ